何が不安のもとになっている？介護従事者のキャリアプランを考える

介護職は、日本の成長産業とも言われています。なぜなら今後、少子高齢化が進み、75歳以上の後期高齢者が増えることでサービス受給者の増加が予想されているからです。サービスを受ける人が増えればニーズも増加し、サービス提供者の雇用も増えるというわけです。また、介護職はキャリアアップしやすい職業でもあります。多くの介護系専門資格は、現場での実務経験によって受験資格が与えられます。働きながら、公的資格や国家資格の取得が目指せるのです。資格を取得すると、多くの場合給与に資格手当がつきます。資格取得がそのまま昇給に直結するのです。加えて、介護支援専門員の資格をとってケアマネジャーになったり、社会福祉士の資格を取得してソーシャルワーカーや生活相談員などの専門職につくと、デスクワークや相談業務などが多くなり、現場から離れても仕事ができるようになります。体力や健康面に不安がある場合も、このようにキャリアアップすることで、新しい働き方にシフトすることができるのです。